グリーンコーヒーとは?特徴や飲み方をご紹介

INIC coffee

グリーンコーヒーをご存知でしょうか。生豆から抽出したコーヒー、または生豆そのものをグリーンコーヒーと呼び、数年程前からアメリカで話題となっています。私たちにとって身近なコーヒーといえば、茶色や黒色の液体ですよね。それは、コーヒー豆が焙煎されているからです。

生豆と焙煎ではどう違うのかなど、今回はグリーンコーヒーの特徴や飲み方をご紹介します。

グリーンコーヒーとは

グリーンコーヒーとは、先ほどの通りコーヒー豆を焙煎する前の生豆、または生豆から抽出した液体のことを言います。まずは、コーヒー豆がどのようにしてできるのかを見てみましょう。

コーヒーノキに実ったコーヒーチェリー。その果肉や粘液を取り除くと、種子が出てきます。その種子こそが生豆。乾燥させた状態で焙煎すると、私たちにとって身近な茶褐色のコーヒー豆が出来上がります。生豆の状態では白や緑色で、「コーヒー専門店で見たことがある」という方もおられるかもしれませんね。

焙煎する前の生豆は、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸が豊富です。しかし熱の影響を受け、焙煎が深煎りになるほどクロロゲン酸は失われていきます。グリーンコーヒーがアメリカで人気を集めた理由も、そのクロロゲン酸の働きにあるのです。

クロロゲン酸とは

クロロゲン酸が豊富なグリーンコーヒーが活躍するのではという期待から、海外での人気が高まりました。

ちなみに、ポリフェノールはクロロゲン酸以外にも多くの種類があります。ココアなどに含まれるカカオポリフェノール、大豆イソフラボン、ショウガオール、カテキン、アントシアニンなど、身近なところで存在していますよ。

赤ワインや緑茶を飲んで「渋い!」と感じた経験はないでしょうか。ポリフェノールは、渋み成分としても知られています。

生活習慣病予防や美容について気になる方は、グリーンコーヒーやポリフェノールを豊富に含むその他の食物にも注目したいところですね。

グリーンコーヒーの飲み方

グリーンコーヒーの特徴をお伝えしてきましたが、どのように飲めば良いのか気になりますよね。飲み方は通常のコーヒー豆と同じ、ドリップの方法を用いて抽出する場合が多いです。生豆からしっかり成分を抽出するために、数分蒸らす工程を入れましょう。

気になる味ですが、苦さはあまりなく、ハーブティーに近いと言われています。近年、日本でもグリーンコーヒーの抽出液を使ったドリンクを販売する企業が増えてきました。

また、グリーンコーヒーの入手方法については、ネット通販や一部コーヒー専門店での販売が有力です。豆や粉の状態で販売されていますが、生豆の状態は硬いので、家庭用ミルでは粉砕が難しい場合も。その際はフードプロセッサーを用いたり、粉の状態のグリーンコーヒーを選んだりといった選択をしてみてくださいね。

そして、ドリップで飲む方法に加えて、サプリメントでの販売もあります。まだまだ日本では馴染みのないグリーンコーヒー。その魅力が広がることで、商品の充実や選びやすさが実現されるでしょう。

さいごに

グリーンコーヒーは、コーヒー豆が焙煎される手前である、生豆のことを指していました。そして生豆に多く含まれるクロロゲン酸は、ポリフェノールの一種です。

日本ではまだ知名度が低いグリーンコーヒーですが、健康志向の高まりから今後広がっていくことが考えられます。これまでになかったコーヒーの楽しみ方ですが、新たな魅力として生活に取り入れてはいかがでしょうか。

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